先日、与党が令和5年度税制改正で「つみたてNISA」の非課税期間を無期限とすることなどについて本格的な議論に入ったというニュースがありました。

「つみたてNISA」は2018年1月からスタートした少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
現行制度では、新規投資額年間40万円を上限に、各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益が購入した年から数えて20年間、課税されないことになっています。

今回の税制改正で検討されているのは、
・投資期限を廃止して制度を恒久化する
・非課税期間(現行20年)を無期限とする
・新規年間投資額の上限40万円を引き上げる
ことなど。

これから投資を始めようとしている若い世代が、老後のために資産形成するために20年では短いとの考えから投資期限や非課税期間の撤廃が検討されています。
一方で、年間投資額の引き上げは富裕層がさらに優遇を受けることになるのではないかという指摘も出ているため、格差を助長しない仕組みを検討することが求められます。

税制改正については、また随時お知らせしたいと思います。

▼「つみたてNISA」の詳細については下記金融庁ウェブサイトをご覧ください。
金融庁「つみたてNISA」
http://c1c.jp/1882/3E4HTf/131

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