今月1日、国税庁が令和元年分の路線価図を公開しました。
全国平均で前年比1.3%のプラスとなり、4年連続で上昇となりました。
なお、上昇したのは都市部を中心とした19都道府県で、地方の27県では下落しています。
さて、路線価全国1位は34年連続で、東京都銀座5丁目の文房具店「鳩居堂前」の4,560万円(1平方メートルあたり)でした!同地点のバブル期の記録(平成4年3,650万円)を平成29年に更新してから3年連続で過去最高を更新しています。
また、上昇率が全国1位は5年連続で、北海道ニセコ地区にある後志管内倶知安町山田の「道道ニセコ高原比羅夫線通り」の上昇率が前年比で50%増加となっています。ニセコ地区は外国人スキー客にも人気のリゾート地です。
路線価は相続税や贈与税の課税価額を算定する際の基準となる評価額で、
国土交通省が公表する公示地価(土地取引の指標となる地価)の約8割程度となっています。
令和元年分の財産評価基準は、平成31年1月1日から令和元年12月31日までの間に相続、遺贈又は贈与により取得した財産に係る相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用します(ただし、法令で別段の定めのあるもの及び別に通達するものについては、それによります。)。
現在、国税庁のHPでは平成25年分以降の路線価が公開されています。
平成24年分以前の路線価は、各税務署で過去10年分保管されています(自署分のみ)。
いずれも閲覧可能ですので、必要な際はそちらをご利用ください。
▼詳細は下記国税庁ウェブサイトをご覧ください。
・令和元年分 財産評価基準
http://c1c.jp/1882/zrHs7x/49
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